
日本一周をするときめてから、「そのチャリじゃ~日本一周はモタんやろね~。」とよく言われたものだ。
こう言ってきた人に今、この瞬間を伝えたいくらいだ。
やってもないのに確信もないことから人の希望を軽々と打ちのめしてくる。
僕の自転車はレース向けのモデルで長旅には向いていないとされる自転車だったから。
誰も、ホントにそうなのかを実証したわけではない。
でも何回も言われるとさすがに心配になってきた。
長旅に向いた自転車に買い替えようかと考えたこともあった。
「自転車は自転車やし、いけるんじゃね??」ふと思った。
そもそも皆は何を思って言ってるのだろうか?
長旅用のと、レース用のは何が違う?
一番は耐久性。荷物を積むなんてことは設計上考えられていないから。あとは、、、タイヤくらい?
それに加えて、僕の自転車はフロントフォークがカーボンなので前輪にも荷物を積まないこと。
つまり
荷物を最小限に!!
まさに
SIMPLE IS BEST.
というわけで、
自分の中で必要なものだけを選抜!
いらないと思ったらいらない!!!
旅をしていたらもちろん、荷物が多ければ多いほど自分がきつくなっていくもので、ああ、これがあったら充実しそうだな~とかはありつつも
このチャリンコで宗谷岬に行って帰ってくることが第一!
チャリンコを労ってあげることが旅のゴールを左右する!
というわけで自分なりの最小限の荷物で旅をスタート。
旅をしていて気付いた。
常に身軽でいること。
身のまわりのモノもそうだし
考えていることもそう。
旅中に考え事をしながら、毎日が右か左の選択で溢れていて、結局は全部自分次第で、難しく考えすぎてたことが多かったなと。
結構ソレがどーでも良い悩みだったりすることもある。
服が多ければ選ぼうとする。旅中、少ないからテキトーに着ていれるし
ボウズにしてみたら寝癖はないし、すぐ乾くし旅中に気にしなくて良かった。
シャンプーどうしようとか言う前に洗えてればそれで良かったから石鹸を1つ持っているだけだった
歯ブラシ入れにソッコーでカビが生えたけど、まぁ、磨けるからどーでも良かった。笑
枕が無いと寝られないから枕代わりになるのを毎日探していたけど、気づけば無くても寝られるようになっていた。
旅中に良く食べた食パンは、何もつけないで食べるのが一番飽きないで食べれた。
飲み水はジュースなんかよりも水の方が飽きずに飲めるし、飲むこと以外にも使えた。
あれもこれも生活を豊かにするものはたくさん溢れている。
小さいことを気にしなくなるのは旅に出てよくあることだと思う。
少しは自分もそうなのかなと、書きながら思った。
とはいえ、
こんなことを書きつつも
終盤は旅に慣れてきて荷物が多くなった。
すると、パンクする回数が増えた。
あぁ、やっぱりそうなんだなと改めて思った。
でも一度たくさん持つと減らすことが難しかったりする。
あとで使うかもしれないしな~とか
今思えばどーでも良い理由で手放さなかった。
実はそれって生活の中でもそうかもしれない。
何かをやるとキメることは、同時に何かを手放さなければならないとは良く聞く言葉で。
ソレが邪魔で、上手く動けなくて、
でも手放すことはできなくて、という葛藤があったりする。

何かをやると決める勇気と同時に
以前の自分の"何か"を手放す勇気
の方が実は大事なのかもしれない。
と、思った。
まとまりのない記事だけど、
第一弾の旅のまとめブログでした。
こんな感じで旅の感じたことの振り返りをつらつらと綴っていきます。
次回をお楽しみに!
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